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心臓病 (動脈管開存症手術での治療例)

2016年03月16日

心臓病の治療例を紹介します。

名前はさくちゃん

生後2ヶ月の時に健康診断で来院しました。その時に聴診で心雑音(連続性雑音)を聴取したので、後日精密検査を行いました。

検査は心電図、胸部X線検査、心臓の超音波検査を行いました。

その結果、動脈管開存症(PDA)という診断結果でした。

動脈管とは胎児のときある血管ですが生まれるときには閉じていて機能しなくなる血管です。さくちゃんはこの血管が閉じずに機能したまま生まれていました。大動脈と肺動脈では血圧に差があるため肺動脈に血液が流れ込んでしまい肺などの血圧が上がってしまいますので、この動脈管を縫合糸で結紮して流れを止める必要があります。

さくちゃんは診断した時点でかなり体が小さかったことと、症状が落ち着いていたことから1ヶ月ほど待って開胸手術で動脈管を結紮する手術を行いました。その後は順調に経過しています。

現在、生後8ヶ月ですが心臓の超音波検査でほぼ正常な状態となっています。本当の良かったと思っています。

さくちゃんがこれからも元気に少しでも長く飼い主様と生活できるように手助けができればと考えています。

超音波検査画像です。

上の画像は手術前の画像です。

下の画像は手術をして2週間ほど経過したものです。

同じ場所の画像です。

大動脈と肺動脈を繋いでいた血管を閉じていることで大動脈から肺動脈への血液の流れがなくなりました。

手術前のエコー画像手術後のエコー画像

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