症例紹介

診療案内予防接種・健康診断

肝臓裂傷による肝葉切除 ふくちゃんの例

2016年11月21日

ふくちゃんは散歩中にリードが外れてしまい帰ってきたときに怪我しているとして来院されました。

一見すると右後ろ足の外傷以外に目立った以上は認められませんでしたが事故などからの腹腔内臓器への影響を考え血液検査とレントゲン検査を行ったところ、

血液検査では肝臓酵素値が非常に高くなっていました。

レントゲン検査では上腹部のレントゲン透過性の低下と鮮鋭度の低下を認めました。骨格に骨折などの異常はありませんでした。

%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%b2%e3%83%b3-0001

腹部のレントゲンです。

このような検査の結果から強い衝撃が体に加わったと考え腹部エコー検査を行ったところ、上腹部右側の肝臓と脾臓の間に液体の貯留を確認し針吸引にてこの液体が血液であると判断しました。

unnamed-0001

つまり、お腹の中で出血している状態であると判断し、開腹手術にて手術を行うこととしました。出血は肝臓裂傷から起こっており手術をしているときも出血は継続していました。出血している部位の肝臓はその他の部分に比べ腫脹(腫れていた)もしておりましたのでこの部分を切除しました。切除後は出血も止まりその他の部位の出血や炎症が確認されなかったため縫合し手術を終了しました。

img_4360

その後、4日間の入院治療を行い退院しました。

お腹の糸の抜糸までは2週間、右の後ろ足の傷が治癒するまでに3週間ほどかかりましたが現在は順調に回復しています。

もうしばらく継続して肝臓の回復をチェックする必要がありますがほぼ通常通りの生活を送っています。

PAGE TOP