病院のブログ

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甲状腺機能亢進症 ギャビちゃん

2018年03月03日

ギャビちゃんは9歳5ヶ月の猫です。

初めて当院に来られたときは痩せていて食欲がなく元気も低下している状態でした。BCS1 体重2.0kg

血液検査でFELV(猫白血病),FIV(猫エイズ)は陰性でした。そのほかの血液検査で肝酵素値が高く、高アンモニア血症がありました。ただ症状をよく聞くと甲状腺機能亢進症を疑ったほうが良いと考えたので、甲状腺の数値を測定しました。T4>8.0μg/dLでしたので、甲状腺機能亢進症と診断し治療を開始しました。

2週間後には食欲が回復し体重も増加し始めました。BCS1〜2に回復しました。T4=1.10μg/dLに改善していました。体重2.6kg

よくなってきていると安心しているところで数日後に背中の皮膚に炎症が起こりました。皮膚の炎症は広がっていきましたが細菌、真菌などの感染はなく無菌性炎症と判断しました。

皮膚炎の診察初日

血管炎が原因ではと考えましたのでステロイド剤と抗生剤(予防的に)投与しました。

投与開始から10日しても初めは皮膚炎の改善が認められませんでしたが、その後2週間の間に改善し治癒しました。

現在は皮膚も治癒し良好に経過しています。甲状腺の数値も検査日によって値の上下はあるもののほぼ正常範囲内で推移しています。

2月の来院時、検査T4=0.87μg/dL、体重4.9kg

今後も検査&投薬及び経過観察が必要ですが現時点では良い状態を維持できていると考えています。

2月来院時のギャビちゃんです。背中の皮膚も綺麗になり被毛が生えそろいました。

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